働くひとを知りたい

「手軽な惣菜キットで、お母さんにゆとりの時間を」

株式会社三和食品 太田 純香さん

豊富な種類を揃えた惣菜キットやカット野菜など、食卓に彩りを添えるメニューを製造している株式会社三和食品。

スーパーで惣菜を買ったことのある人なら、知らずとも一度は三和食品で製造された商品を口にしているはず。
それほど宮城県や山形県のスーパーなどに惣菜を広く流通させている会社です。

ここで管理栄養士の資格を活かし、商品開発グループの一員として働くのが太田純香さん。今年で勤続4年目。
出産を経て、現在は働くママとして仕事と向き合う太田さんに、食を通した仕事のやりがいや楽しさをうかがいました。

笑顔が印象的な太田さん。自他共に認める“ポジティブな性格”だという

自分が作る商品が陳列されるのを見てみたい!

大学では食のエキスパートになるべく勉強に励んでいた太田さん。

「子どもの頃から食べることが好きだったんです。大学に入って栄養成分を学んでいくうちに、食への興味がより強くなっていきました」

管理栄養士として病院や保育園で働いたり、給食センターで調理の仕事に就いたり…。「食」の知識を活かす仕事が数多くあるなかで、太田さんはどうしてこの会社を選び、商品開発の道へ進んだのでしょうか。

「商品開発を通して、自分の作った商品が店舗に並んでいるのを見てみたかったんです。スーパーに行って、“あ、これ私が作った商品だ!”なんて思えたら、きっとモチベーションが上がって楽しいだろうなって」

その気持ちは、勤続4年目の今でも変わりません。

「今、私は家庭に配達される惣菜キットを作っているので自分が開発した商品がお店に並ぶことはないのですが、会社で作っている惣菜は見てすぐにわかります。だからスーパーに行くと必ず惣菜コーナーに立ち寄っちゃいますね(笑)」

太田さんの仕事は惣菜開発と調理の補助作業がメイン。惣菜は、味・分量・価格などをトータルで考慮した末に商品化される

惣菜キットが、家族の豊かな時間を作り出す

三和食品で作る惣菜キットは、酢豚や八宝菜、麻婆茄子などを手軽に作れる「中華用キット」や、おひたしや煮物など素材の持ち味を活かした「冷惣菜用キット」をはじめ多種多彩。
それぞれの商品は、タレの味付けや食材が持つ色合いなど、実に多くのことに気を配りながら考えていくのだそうです。
そしてその商品がどこかの誰かの食卓に並び、お腹と心を満たしていく。

太田さんはそのことに加え、“時短”を叶えることで豊かな時間を作り出せることにも仕事のやりがいを見出しています。

「母親になって初めてわかったのですが、3食すべてを手作りすることが難しいときもあると思うんです。だから調理の手助けになる惣菜キットを使うことで、“手間抜き”になったらいいなって。“手抜き”じゃなくて、“手間抜き”。お惣菜をひとつ買ってくることで空いた時間は、子どもや家族と一緒に過ごす時間に当ててほしいなと思っています」

いつもの調理をちょっとだけ楽にする。
そうすることで生まれる時間の使い方まで、太田さんは考えます。

「ほんの少しの時間でも子どもとのふれあいの時間にしてもらえたら」。惣菜キットにはお母さんならではの想いが込められている

おいしさのために、試行錯誤を重ねて

食材の持ち味を活かすため、揚げ時間や茹で時間は秒数にまで気を配る。
そして安全安心を届けるためにも、調理工程の一つひとつに手を抜かない。
そんな基本を大切にしながらおいしいメニューを開発する上では、大変なこともたくさんあったとか。

少し苦い思い出も振り返ってもらいました。

「野菜炒め弁当を開発した時は苦労しましたね。野菜を炒めるとどうしても水分が出てしまうので、時間が経つとトレーに水分が溜まって漏れてしまうんです。なので、野菜と一緒に春雨を入れて水分を吸わせてみたり、タレの粘度をあげてみたりしました。結局商品化は実現しなかったのですが、今思うとあれは大変でしたね」

今ではテキパキと仕事をこなす太田さんにもたくさんの失敗談が。「一度した失敗は二度としない! と自分に言い聞かせています(笑)」

仕事も子育ての悩みもチームで解決

しかし、大変なことはチームでフォロー。
メニューのアイデアが煮詰まったり調理で悩んだ時は、先輩に相談したりアドバイスをもらうことも多く、太田さんはその様子を「私一人だけじゃなくて、チームみんなで開発している感じ」だと語ります。

「先輩たちとの関係もとてもよくて、本当に家族のような存在。仕事のことだけじゃなくて、プライベートなことも相談しやすいんですよね。現に今、阿部課長には保育園の相談をしています(笑)」

そんな家族のような間柄でも、時にピリッとした言葉をくれるのが先輩という存在。
太田さんも先輩とのやり取りのなかで、深く残った言葉がありました。

「入社したばかりの頃、開発チームは外に出て営業することもあるので“これからは太田さんも三和食品の顔になるんだよ”と言われたんです。その時会社を背負っているというか、私の行動ひとつで会社のイメージがいいようにも悪いようにもなるんだなと思って、すごく考えさせられました。その時の言葉は、今でも忘れないように心がけています」

先輩社員との調理の様子。この日は2人で作業を分担しながら「イカの天ぷらの餡かけ」を作っていた

女性がいきいきと働ける職場に

女性が本当に働きやすい職場づくりに力を入れてきた三和食品。
職員の8割が女性で、しかもそのほとんどがお母さんであるということから、形だけではない、働く女性の気持ちと生活に寄り添った職場であることが伺えます。

太田さん自身も、女性に優しいこの社風に感謝しているといいます。

「先輩ママが多いので子どものことも相談できますし、子どもが風邪を引いてしまうと保育園に預けられず、私が早退したり休んだこともあったけど、他のメンバーが私の分の仕事もカバーしてくれる。本当に働きやすい職場だと思っています」

太田さんの上司である、品質管理グループ課長の阿部いく子さん。女性が働きやすい職場環境の土台を作り上げてきた

会社全体で支える女性の職場復帰

会社としても女性のきめ細やかな作業や女性だからこそ生み出せる柔軟なアイデアが、メニューの開発には欠かせないそうです。

「女性としての人生設計のなかで出産は当たり前。それを会社として当然のことと考えていかなければ、これから先やっていけないとすら思っています。太田さんにも入社する時から、“産休・育休は取って当然。そして仕事に戻ってきてね!”って伝えていましたね。若いスタッフにもこれが当たり前なんだと思ってほしいです」

笑顔で談笑する2人。その表情からは上司と後輩という間柄を超えた、“信頼し合える仲間”という関係がうかがえる

女性の生き方に寄り添うことを第一に

“女性にやさしい”とキャッチフレーズのついた求人広告は数知れず。
しかし実際にその入り口を開けた時に、女性が働くことに対してこれほどまでに手を差し伸べてくれる会社はあるでしょうか。

ここ三和食品は、女性が出産や妊娠をきっかけに何かを諦めたりすることなく、働くことの楽しみをしっかりと支えてくれる会社。

だからこそママになってもはつらつと仕事に取り組む太田さんの笑顔は、いつもキラキラと輝いているのだと思います。

(2018/11取材 ライター:及川恵子)

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太田 純香さん 株式会社 三和食品

プロフィール
管理栄養士の資格を活かし、商品開発グループの一員として働き、今年で勤続4年目。出産を経て、現在は働くママとして仕事と向き合う太田さんに、食を通した仕事のやりがいや楽しさをうかがいました。

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